草のあしおと そらのべweblog
2024年2月後半からこれまでの近況そのほか
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母はおかげさまで退院後は元気にしています。多少の調子の波があり、家族ともどもどうやって母の暮らしを支えていけるか考えています。
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2月下旬に、飯塚市の本町商店街のお店「Flower & Music Lapin」さんが設置なさっているストリートピアノを訪ねた。設置直後に訪ねて以来ほぼ1年ぶり。春の曲などを弾かせていただいた。声を掛けてくださる方も。ありがとうございました。インスタグラムやユーチューブにそのときの話と演奏を載せている。飯塚では楽器屋さんを訪ねて話し込んだり、穂波川の中の島でオカリナやその楽器店さんで買った調子笛を吹いたりした。
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3月下旬、太宰府市文化ふれあい館のピアノリレーに参加した。前後の演奏順の方々とお話ししたりして楽しく過ごさせていただいた。弾くほうでは自作の「桜(2011年の春)」などを弾いた。ありがとうございました。
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3月は篠栗駅の駅ピアノも訪ねた。そこのピアノをよくお弾きになっている方と知り合い、おたがいに演奏したりした。ありがとうございました。篠栗駅のピアノは設置期間が延長されたとのことで、また訪ねたい。
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4月上旬にひさしぶりに熊本へ行った。田原坂から玉東町へ歩いて、JR木葉駅のピアノを弾かせていただき、JRと南阿蘇鉄道を乗り継いで南阿蘇を訪ねて、南阿蘇鉄道阿蘇白川駅のピアノも弾かせていただいた。そちらでは駅カフェ「75th Street」の店主さんやお客さんと話し込んだり、旅行中の御家族のこどもさんの演奏を聴かせていただいたりした。ありがとうございました。
南阿蘇の道端の植物を見ながら歩いて、一心行の桜を訪ねた。10年以上ぶりになるかと思う。その間に地震があって桜は樹勢が弱まったと聞いていて心配していたけれど、行って見てみると若葉がそれなりに出ていた。養生ができているのだろうと思う。花のシーズンぎりぎりだったけれど、花も少し残っていて見られてよかった。一心行の桜は以前は夏に訪ねたりもした。また訪ねたい。
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今年も去年に続いて近場を中心に桜の絵を描いてまわった。3月16日に花を初めて見て、それからひと月近く、桜の花を楽しんだ。いまもどこかの木には花が残っているのではと思う。
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福岡市中央区、旧大名小学校のえのきの木が伐採されることになり、えのきの木に感謝する会が開かれると聞いて参加した。地域の方々が多くおいでになっていた。えのきの木は空洞が大きく倒木の危険があると診断されたとのこと。自分の思ったことはところどころに書いて載せているけれど、現時点ではえのきの木は健在で若葉もたくさん茂らせている。引き続き様子を見ていこうと思っている。
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新宮町の「三代の桜」を訪ねたのだけれど、桜並木の一帯を含めて広い範囲が区画整理の工事で更地になっていた。たまたま地元の方にお話をうかがい、その方から後日、以前の桜の写真を送っていただいた。みごとな桜だった。その方は、わずかに残った道路沿いの桜が満開になったら見に来ますとおっしゃっていた。せめてその桜が残ってくれたらと思う。
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春はもともと自分は桜や草花を見て歩いていて、今年もかなりまめに出歩いている。見たことがないような草を見かけることもあり、いくらか調査というか踏査めいたことにもなっている。もう少しのあいだそんなふうにしていると思う。
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ゆるゆる散歩も実施した。お近くの方々が新たに来てくださるようになり、以前からの方々と一緒に歩いて草木を見ている。5月も実施予定。
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この10年くらいでだんだんと、そしてこのごろいっそう、自分が作る音楽というか発想する音楽、やりたい音楽が、調性(ドレミファソラシドのシステム)に当てはまらない音楽になってきた。ここやブログなどでときどき書いているように、音をぽつぽつと鳴らす、そこにぽつぽつ置いていく、そんな音楽。以前は調性音楽でメロディーがあって、という感じの曲を作ってもいたけれど、いまはそれはできる気がしない。
演奏するのも最近はそうした音楽を即興で演奏したり、作ったものを実演したりというふうなことが増えてきた。それがいちばん、音楽をしている気持ちになれる。地味にそういうふうな音楽をやっていきたい。
2024 4/22
さくらが咲いた
2024 3/16
母が2月中旬から2週間入院した。検査の結果は逆流性食道炎ということで、病院でスタッフの方々や他のご入院の方々にとてもよくしていただいて、おかげさまで元気になって退院した。ただ入院前に症状の訴えがたいへん激しくて、退院後も本人がとても痛がっているときがたまにあり、痛がっているときには一緒に昔話をしたり母が好きな歌をかけたりして痛みをまぎらわせている。
ともかくも退院してから2週間、いろいろありながらもどうにか家族で過ごしている。なにより母本人が明るくなった。病院でお世話になった皆様、ありがとうございました。
2024 3/15
今年に入ってから2月前半くらいまでの近況そのほか
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元日はまったくの成り行きで大牟田に行った。せっかく大牟田に来たからと新大牟田駅まで歩いて駅のピアノを弾いた。リクエストをいただいて弾いたりした。ありがとうございました。
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みやま市瀬高町のみやま市総合市民センター「ミヤマックス」に河合楽器のクリスタルピアノが期間を限って展示され、申し込むと弾くことができるということで、申し込んで聴き弾きにうかがった。こどもさんたちの練習やおとなの方々の演奏を拝聴した。弾かせていただくと独特な空気感の音がした。ちょうどコンサートの前の時間枠だったようで、その流れで多くの方々に聴いていただけた。ありがとうございました。
合間に、旧上庄小学校で開かれていた「ミニミニ絵本カーニバル」を訪ねて絵本を読んだり、矢部川の河川敷でオカリナをちょっと吹いたりした。帰りに旧上庄小学校でたき火に当たって、地元の方々やたき火を企画なさったアーティストの方とお話しした。すてきな一日だった。
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佐賀市の旧枝梅酒造・東の蔵に置かれている足踏みオルガン「蔵オルガン」を弾かせていただいた。足踏みオルガンはたまに出先で見かけるけれど、弾けるように維持されていることが少ない。こちらでは誰でも弾けるということで、思いつくままの音をしばらく鳴らしたり、好きな曲を弾いたりして過ごさせていただいた。隣の「蔵ピアノ」も弾かせていただいた。ありがとうございました。
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春日市ふれあい文化センターで開かれた「FUREBUNロビーピアノ開放DAY」に参加して聴き弾きした。こどもさんが完成度の高い演奏をなさったり、おとなの方々が練習中の曲をお弾きになったり、聴く人に訴えかける深い演奏をなさったり、御家族で連弾なさったりしていた。私は自作の「桜」ほか、即興やグリーグの作品や有名な曲を弾かせていただいた。ありがとうございました。
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そうした外でのピアノ等の演奏動画・録音をYouTubeに少しずつ載せている。
どら梅
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最近はあまり公園に行けていない。たまに行ってオカリナを吹いている。先日はひさしぶりに聴いてくださる方々も。このごろは曲を吹くというより、ただ音を鳴らすようにして吹くことが多くなった。そういうものとして吹いていきたい。
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草や木を見て歩いて手元で書いているけれどその際のことをリアルタイムであまり載せていない。載せていないだけで気にかけて見て歩いている。まちなかの草や木は見ていてしあわせに感じることも力づけてもらうこともあるけれど、木の伐採や除草など、つらくなる光景を見ることがとても多い。だからこそ見て歩いている、そして書いているという面があると自分で思う。
たまたま、最近の英語の言い回しで"touch grass"という言葉があると知った。「草にさわれ」という意味だけれどそれはたとえで、インターネットの世界ばかりに居ないで外に出て現実の世界に触れろ、という意味らしい。自分は文字どおり草にさわっているのだが、それは現実に触れているということでもあるのだなと思ったりしている。草が私たち人間の隣で生きて暮らしている、ぎりぎり暮らしている現実の現状に触れるということでもあるのだなと思う。
ひさしぶりの水辺の公園。風が冷たいけれど日差しは強い。目をつむってオカリナを吹いて、吹き終えたら岸から鳥が泳ぎ去っていった。
2024 2/17
ツイッターを長く使っていましたが、登録しないと読めない仕様になってしまい、困っていました。最近、ブルースカイという新しいSNSサービスを使い始めました。こちらは登録せずに読んでいただけます。
ツイッターはいろいろとテーマごとにアカウントを作って使い分けていましたが、ブルースカイのほうではいまのところ1つのアカウントで、自分のひとりごとや日々の覚え書きを書く感じで使っています。
のべの実 nobenomi
2024 2/10
白梅がだいぶ散った。
公園でオカリナを吹いた。今年はまだ3回目か4回目くらい。
すぐ後ろにこどもさんがやってきて落ち葉を踏んで歩いていた。さんぽを吹いたら、そのこどもさんが去って別のこどもさんたちがやってきて、親御さんに呼ばれるまで真正面で聴いてくれた。
その後に来たこどもさんは、うるさいと言いながら去っていった。最後にお散歩の犬がすぐ目の前にやってきて、オカリナを間近で不思議そうに見て吠え出した。飼い主の方とオカリナ談義をした。
ひさしぶりににぎやかだった。高いところで鳥たちが鳴いていた。
2024 2/10
2024 1/27未明
ふうの木の高いところで葉音が鳴っていた。くすのきの場所ではくすのきの葉音がしているだろうと思って、しかしもし誰もそれを聞いていなかったらそれは「音」だろうか、ここにいまこのように聞こえる、そのような「音」だろうか、と考えた。
この見渡す中にいま何匹の虫がいるか、人は誰も知らないだろう。数え上げることもできないだろう。
音も、誰にも知られずに何ものかとして、たぶん空気の見えない波紋として、聞かれもしないで、「音」にならないまま、そこにあるのだろうか。
2024 1/17のこと
ときどき立ち寄って休んでいた小さな公園の桜の木が、伐採されて切り株になっていた。
桜の下で休んでパンなどを食べたり竹カリンバを鳴らしたりしていたのだった。パンを食べ、切り株に向かって竹カリンバを鳴らした。
切り株にとても小さな枝がついている。抜根されなければ春には芽を出すだろう。
そうやって伐採後に生えて来た桜のひこばえを、ある公園で近隣の方々が気にかけて様子を見ておられる。ある緑地ではひこばえをお近くの方が大事にお世話なさっていた。
この公園でもそんなふうに桜を見守る方がおいでになるだろうか。
2024 1/13
【宣伝です】
昨年から「音のアトリエ おっとんこっとん」をやっています。
昨年はオープンアトリエとして、お立ち寄りの方々に小物楽器や鳴り物(音具)を気ままに鳴らしていただける場として設定し開催していましたが、今年は私自身の音の作業場として運営し、ときどき場を開放してご来場の方々に楽器や鳴り物を使っていただけるようにしようと考えています。
今月のアトリエ開放予定を現地に掲示しました。開放についてくわしくはInstagramに書いています。ご興味おありの方はぜひごらんください↓
こちらです
おっとんこっとんのお問い合わせはメールterumuginoあっとまーくのyahoo.co.jpにお願いします。
2024 1/11
昨年12月からの近況、思うことそのほか
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太宰府市文化ふれあい館で開かれたピアノリレーに参加してピアノを弾いた。すてきな響きがするピアノだった。前後の方々の演奏も少し拝聴した。お世話になりました。
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イオン小郡ショッピングセンターのストリートピアノで開かれた一般公募のクリスマスコンサートに参加してピアノを聴き弾きした。こどもさんもおとなの方も、いろんな方が演奏なさった。私は「きよしこの夜」の原典版(作曲者の自筆譜)などクリスマスにちなんだ曲を3曲演奏した。お世話になりました。
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大川市の清力美術館で開かれていた田中秀幸展を観覧。田中さんは以前の個展で土笛の絵を出しておられて、そのときにお話をさせていただいた。壁面のような厚い画面にいろんなかたちが浮かぶ、物語のある絵。それもひとつに語られない物語。ひととき見させていただいた。ありがとうございました。
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八女市立花町の田崎廣助美術館で開かれた『田崎廣助の画業』展を観覧。田崎さんの阿蘇山の絵が好きで展覧会があると訪ねて行く。いつも何か教えられるような気持ちになる。前後に八女の一帯を少し歩いた。むかし大学の研究室の協力事業で歩いた八女公園をひさしぶりに訪ねて竹カリンバを鳴らしたり、パン屋さんでパンを買ったり、バス停でピアノを弾かせていただいたり、ひとときの休みを過ごした。
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昨年暮れ頃から母の体調がすぐれず自宅で介抱している。家族のあいだでそれぞれ時間をやりくりしながら。職住隣接の仕事なのでなんとかなっているけれど、今後、自分個人の仕事や暮らし方を含めて大きく変えないといけなくなるかもしれない。
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そのことも関係して自分の今後についてとても困って悩んでいるけれど、仮に困っていないとしたら自分は、しばらく、音楽の「回復」ということについて考えたりそれをめぐって何か実践をしたりしたい。
パブリックピアノの場でさまざまな方々がさまざまに音楽をしている様子に立ち会って、こういう場や機会があることではじめて音楽ができる人、やりたかったけれどこれまでできていなかった音楽ができるようになる人がいるのだと、まじまじと思わされている。そしてたとえば自分は「音痴」だから、センスが無い才能が無いと言われたから、音楽をするのをやめたという人も、きっと世の中にはたくさんいるのだろうと。
そうした人たちの音楽が「回復」するきっかけになるような何かが世の中にあったほうがいいし、その一助になるようなことをしたい。なかなか具体的に考えることができないけれど、そういう方向、方角に向かって何かできることをしたいと、いま思っている。
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このごろ、まちの草になぞらえてまちの人々の音楽を考えることが多くある。まちに、その土地に生えるもの、自発するもの、ひととき「訪れる」もの。その生えるものの側から(自分自身も自分の音楽もそうだけれど)ものごとを考えていくのがだいじだと、くりかえし思っている。そのことを今年はもっと言葉で打ち出したい。自分の現実の暮らしの中でどのくらいそうしたことができるかわからないけれど、そうしたい。そのためにこうした場を使いたいと思う。
ひさしぶりに折り紙凧をあげた。風に敏感に反応して動き回る。しばらくやっていたら、むかしの勘が戻ってきた。凧と風と一緒にぐるぐる舞っていた気がする。
2024 1/7
朝を迎えて
本年のご多幸をお祈り申し上げます
2024 1/1
こどもの頃に誕生日プレゼントとして買ったオカリナを今日取り出して吹いた。あの頃にはわからなかったような息の入れ方ができて、思いもかけない強い明るい音が鳴った。
年をとる、ということのいくらかは、そういうふうなことなんだろう。
2023 12/31 年の瀬に
蝋梅(素心蝋梅)の花が咲いていた。
2023 12/31
お昼。あたたかい。公園は静かな休日の雰囲気。オカリナを吹く。小さなこどもさんが落ち葉をかさかさ踏み鳴らしながら歩いていった。
2023 12/30
ひさしぶりに公園に来た。
オカリナを吹いて休んでいると、何か金管楽器らしきケースを運んでいく若い方々が通っていった。もうひと息オカリナを吹いていたら、その同じ方々が同じ方向からやってきて、同じ方向へ歩き去っていった。
オカリナを吹き終えた後、しじゅうからの声が、ちちぴい、ちちぴいと聞こえていた。
2023 12/29
毎年この時期、むかしの短波ラジオのスイッチを入れて何の放送を聴くとも決めずにダイヤルを回す。いまはBBCのワールドサービスが聞こえている。
短波放送の数は以前にくらべると減ったけれど、いまも近隣諸国の放送を中心にそこそこ聞こえる。
放送にかぎらず、聞こえてくる音は雷や電子機器のノイズを除けば、みなどこかから発信された電波。それもあまり近くでなく、どうかするとここから何千キロか離れているような場所から、空へ放たれた電波。
以前は無線を熱心にやっていた。自分もいまこうしてラジオに届いて聞こえてくる電波のひとつだったのだと思う。
いまそんなふうに、自分の電波を放つように、外で楽器を鳴らしている気が少しする。パブリックピアノを弾いているのもそんな感じのことかもしれない。
2023 12/26
記事の紹介
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音楽ブログ『或る草の音』に、ストリートピアノ(パブリックピアノ)を弾く方々についての記事を続けて載せた。ストリートピアノはさまざまな方が弾いていて、さまざまな音楽が聴ける場だけれど、SNSなどを読んでいるとそういう場の実際が世の中であまり知られていないように感じる。そうした話をいくらかでも書き記して、そうした公開楽器やそうした場について考えてもらえる足掛かりになれたらと思っている。
街角のピアノに踊る - 或る草の音
ストリートピアノの風景 その場の音と人と出来事と【2023年夏】 その1 - 或る草の音 ←その5まであります
ストリートピアノでさまざまな方々の独特な音楽を聴いて、考えたこと - 或る草の音
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以前ブログ『道の記《一筆箋》』に書いていた、出先で出会った草や木などをめぐる短文を、その後も自分の手元でずっと書いていたけれど、それをここのサイトに載せることにした。2020年の途中からブログに載せていないので(断続的に投稿したものはある)、当面はそれ以降のものを載せていこうと思う。いま現在は2022年の1年間の文を掲載済み。
こちらも、ひとの身近で生きて暮らしている草や木の姿がいくらかでも書き留められたらと思っている。
草木往来
2023 12/18
あずまやでオカリナを吹いていたら、こどもさんが私のすぐ前までやってきた。きりがいいところまでと思ってそのまま吹いていたら、帰らなきゃみたいなひとりごとを言って走っていった。
明るくなった。寒風の中、ムックリを鳴らした。
2023 12/17
ムックリを鳴らしていたら亀が来た。いかにも何だろうとこちらを見ている感じだった。
2023 12/9
今日は絵を描いた。
2023 12/3
11月の近況ほか
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11月23日にゆるゆる散歩をした。ブログ「道の端から」のほうに書いている。ゆるゆる散歩はこのごろは、むかしからご一緒くださる方々や最近来てくださる方々と、ゆっくりペースで公園内やその近くを歩いて、そこにいる草や木をぽつぽつと見ている。来年も年4回ほど散歩できたらと思っている。
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11月3日に篠栗の駅ピアノで一般の方々が演奏する音楽会が開かれて、聴きに行った。今回は駅の隣の商工会の敷地が会場になり、ピアノだけでなくギターや鍵盤ハーモニカなどいろんな楽器と歌声で、さまざまな年代の方が演奏なさった。アットホームというかアットコミュニティみたいな雰囲気もあって、天気もよく楽しい音楽会だった。
11月19日にはイオン小郡のストリートピアノの場で、ピアノ教室に通っている方々の演奏を聴いた。そこのピアノの場で以前に知り合った方が演奏なさって、お人柄が表れたような演奏に会場の方々が拍手を送っておられた。
各所のパブリックピアノ(ストリートピアノ)を訪ねて聴き弾きしているけれど、だんだんと聴くのが主になってきた。いろんな方のその方なりの演奏を拝聴できるのがしあわせ。音楽ブログ「或る草の音」のほうにこのごろパブリックピアノ関連の長い記事を何本も載せているけれど、さまざまな方のさまざまな音楽が聞こえるパブリックピアノの場であってほしいと思う。
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カリンバや鉄琴など小物の楽器を自由に鳴らしていただける音のオープンアトリエ「おっとんこっとん」を、6月と8月に続いて11月も1回開いた。でも今回もご利用は無く、何かコンセプトや仕方を変えたほうがいいのか、そもそも自分がこうした場を設けることでどういうふうなことになったらいいのかを自分に問い掛けながら、再検討している。
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特定の場所の草や木のことに関わるようになって、自分の生活がそれによってだいぶ方向付けられる面が出てきた。父母のこれからのこともあり、なんとかさらに収入を得られる道を探しながら続けるべきことを続けていきたい。
このサイトやほかのブログなどで書いている草木のことと音楽のことが、やっぱり自分の屋台骨になっていてこれからもそうだろうと思う。そうしている中で思ったこと考えたことを書き綴っていくのが自分のライフワークというか、何かの役目のような気もしている。いまはそれぞれの踏み込んだことは各ブログ(ツイッターやインスタグラムも使っている)でやっているけれど、ここのサイトでもコーナーを作って少し踏み込んだことを書いていこうかと思っている。
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秋までは虫の声を聴いていた。冬場は鳥の声がうれしい。たまに晴れるとうれしいし、そんなときにほとけのざのような春の花の草が咲いているのもうれしい。年の暮れには蝋梅も咲き始めるだろう。そうしたことにありがたく寄り掛かりながら、この冬をこつこつ暮らしていきたい。
裏山の林に少し大きなこどもたちが入っていった。木のおかりなでさんぽを吹いた。歌声が聞こえてきた。
2023 11/26
ふうの紅葉がきらきら輝いていた。ひと月先のクリスマスの歌を吹いた。
2023 11/25
オカリナでWhat a wonderful world を吹いていたら、鴨が近くに来てひと鳴きしていった。
暖かい秋の日。
2023 11/23
ひさしぶりに来た浜辺。水面に浮かぶ鳥。先だって訃報を知った歌手の方々の歌を、オカリナでおもいきり吹いた。
2023 11/12
音のアトリエを終えて公園へ。オカリナを吹く。木々のこずえを風が渡る。秋の森の香りがした。もうじき木枯らしが吹くだろう。
2023 11/11
公園で秋の歌を吹いた。少し休んでいると、犬の散歩で通り過ぎていく方が振り返って、オカリナですか、きれいな音がしてました、とおっしゃってくださった。
次は自分がどなたかにそう伝える番なのだと思う。
2023 11/9
マルシェでライブを聴きストリートピアノを聴き弾きして、連休最後にいつもの公園に来た。オカリナで秋の曲を吹いた。
からすが鳴いている。親子さんたちが帰っていく。向こうからサックスの音が聞こえてきた。
2023 11/5
だっでんカリンバ、今日は5組の方々がカリンバ類を鳴らしてごらんになりました。御礼を言ってくださったり、アフリカの雰囲気になりましたとおっしゃっていただいたり、お国の歌を弾いてくださったり、すてきなひとときを過ごさせていただきました。ありがとうございました。
2023 11/4
近況の話いくつか
・六本松の木と草について、おもに地元の方々を前に講話をする機会をいただき、お話しした。自分が知っているむかしの草木の様子といまのことを話しただけだけれど、それだけでも意味はなにかしらあったろうかと思う。機会を与えていただけたことに感謝しています。
・40数年来、先代含めて仕事の上でお世話になった先生が引退なさった。自分が教わった先生でもあり、ほんとうに長くお世話になった。今後もお話しする機会が続くけれど、ともあれ、ありがとうございました。
・ここでも少し書いているけれど、大きな公園で通りすがりの方々に楽器のカリンバ(類)をご興味しだいで気ままに鳴らしていただく「だっでんカリンバ」というのを昨年から始めた。次回を今度の11月4日に予定している。SNSやブログでもおしらせを書いているけれど、通りかかった方が1人でも2人でも楽しんでいただければと思っている。また、カリンバにかぎらずいろいろな小物楽器を少しだけ持ち歩いて、公園などのちょっとした場所で風呂敷を開くように置く「どうぞのがっき」というのも最近始めた。地味に続けていけたらと思う。
・室内でいろいろな小物楽器や音具(鳴り物)を鳴らして音遊びができる音のオープンアトリエ「おっとんこっとん」を今年の6月から始めた。11月にも1回実施する予定。こちらは有料で、仕事の一環としてやっていきたいと思っている。ここのサイトのトップページにインスタグラムへのリンクがあるので、ご関心おありの方は一度ごらんください。
・自分自身の音楽はぽつぽつとしたものしかできなくなっているけれど、ぽつぽつと自分なりの音楽をやっていきたい。
2023 11/3 未明
今日は亀が来てくれた。秋の子を吹いた。
2023 11/1
十三夜のみちばた観望、途中で月が雲に隠れたり雨が降ったりしたけれど、見えているあいだはいろんな方々に月をごらんいただいた。
今回はうさぎさんの話をなさる方がこどもさんもおとなさんも多かった。うさぎさんが知ったらよろこんでくれるだろうか。
2023 10/27のこと
空の広い公園で8音カリンバを鳴らす。フレーズというより小さな曲になった。
公園の桜は一時期弱っていたが、介抱されていまは元気になったようだ。遊ぶこどもたちが駆け抜けていく。いい日になったらと思う。
2023 10/21
オカリナで昴を吹いた。
鳥の声と虫の声。遠くで遊ぶこどもたちの声。
2023 10/18
今日はお祭り。この公園で知り合った弾き語りの方が出演なさる市民ステージを聴いた。熱い歌声だった。
いつもの場所でカリンバ類を鳴らす。通る方々で遊歩道はにぎわっている。カリンバの音はここに少しとどまって、風に抜けていく。金木犀の香りがする。
2023 10/15
月末に一時閉鎖されるという都心公園。岩に腰掛けて8音カリンバをフレーズを編みながら鳴らす。
公園の方々はそれぞれ間合いを取って休んでいる。こどもさんがすぐ隣を通り過ぎていった。お散歩らしい。
2023 10/11
金木犀の香りがする。
オカリナを吹いて焼きそばパンを食べて竹カリンバを鳴らして、帰ろうと歩いていたら、目の前の路面にルリタテハが降りた。翅を広げている。ああ、あんた翅がだいぶぼろぼろになったね、と見て思ったままが口に出てしまい、ルリタテハはさっと飛んでいった。ようがんばっとるねと言えばよかった。でもそれも嫌だったかもしれない。
昨日の歩きの最後で足を痛めた様子。私も今日は少しがんばってここにやってきたけれど、あのルリタテハとはくらべものにならない。もう少しだけ休んで帰ろうと思う。
2023 10/10
まだ目的地に着かないけれど、みちすがらいろんな草を見た。
ひと休みして木のおかりなを吹く。秋の子、とんぼのめがね。とんぼがさっきまでいたのになと思ってあたりを見まわしたら、私が座っている長い木のベンチに一緒にとまっていたようで、飛び立って少し離れてまたとまった。
2023 10/9
遠くからオカリナに拍手をいただいた。ありがとうございました。
2023 10/1
草や木を見ているとき、それはその草その木が生きているのを見ているのだろうけれど、ふと、その草その木が「生きたい」のを見ているのでもあるだろうと思った。
2023 9/27
(2023 9/21のツイッター投稿を修正転載)
いっとき降った雨が上がった。窓の外であざやかな光が一点見えた。木の枝のしずくに日が当たっている。ひさしぶりに虹の滴を見た気がした。
写真に撮りたくなって撮ろうとしているうち、日が陰った。水晶のかけらみたいなものがあったら、いまほしいだろうかと少し考えた。
2023 9/26
今度の土曜日9月30日に春日市ふれあい文化センターで開かれるロビーピアノ開放イベントの抽選に通った。
前に抽選に通ったときにはショパンの幻想ポロネーズを弾いた。今回は自作を中心に弾こうと考えている。自作といっても日ごろ一枚楽譜として書いているものを持って行ってその場で音を確かめながら弾くつもりでいる。
このごろの一枚楽譜は、ピアノだと指一本で弾けるようなものを書いている。音を重ねて雄弁に語るのはいまの自分には難しい。ひとつひとつの音を思いながら書いていたい。
2023 9/25
オカリナをゆっくり吹いていたら乗り物に乗ったこどもさんが来た。こんにちはと言ったら去っていった。こどもさんが知っていそうな歌を吹いた。
今日はカリンバ類も鳴らしている。風が涼しい。
2023 9/24
ゆるゆる散歩。午前はいつもご一緒くださる方々や初めての方やひさしぶりの方と短い時間ながら草を見て過ごした。午後はいつもお話に来てくださる方と草の話をした。
ツルボの花が観察にちょうどよかった。公園で虫探しをしていたこどもさんが捕まえたとんぼを見せてくれた。
2023 9/23
オカリナを吹きにいつもの公園へ。ときどきお見かけするけれど話をしたことはない自転車の方とすれ違った。いらっしゃい、とおっしゃったように聞こえた。
夏の名残りが続いている。
2023 9/18
にぎやかな場所から少し静かな場所へ。むかしよく通っていた桜の下。
こういう所でカリンバなどをぽつぽつ鳴らしているのが自分はちょうどいい気がする。
また雨が降る前に動こうと思う。
2023 9/16
ひと休みしてここでよく買うホットドッグを食べて、今度はムックリを鳴らす。このごろはムックリも持ち歩いている。
遠くで雷鳴がしている。どちらかというと雷鳴のほうへ向かって行くことになりそうだ。
2023 9/10 その2
もう少し遠くへ行こうと思っていたけれど、まだ暑い。思い直して水辺の公園に寄った。
トランペットの音がしている。ゆったりと。こちらもオカリナや竹カリンバをゆっくり鳴らした。そろそろ行こうと思う。
2023 9/10
誰でもどうぞの「だっでんカリンバ」、今日は韓国から御旅行の方が17音カリンバを鳴らしてごらんになった。何もお教えしないまま、ドレミファをすんなり鳴らしておられた。
あまりに暑くてカリンバのキーが熱くなった。野外音楽活動はもう少し涼しくなってからがよいのだろう。
2023 9/3
オカリナを吹く。思いつくままの即興だけ。こんなふうに即興だけ吹いて過ごすのも少しひさしぶりな気がする。
つくつくぼうしが今年はあまり聞こえないなと思っていたけれど、いまこのあたりいっぱいに鳴いている。その声を聴きながら自分の音を伸ばした。
2023 9/2
さきほどまでこのベンチで、よくお目にかかるギターの弾き語りの方が歌ってらっしゃった。雨が強くなり、こちら側のひさしの下に退避なさって、雨が止んだ間にお帰りになった。
そのあとまた雨が降り出した。ひさしの下でリンバを鳴らした。雨の中、からすが木立ちの下を歩いていた。
2023 8/27
ゆるゆる坂を登って峠を越えて、公園の林にたどり着いた。ひとりオカリナを吹く。
下で遊ぶ御家族の方々の声が聞こえてくる。残る夏をひとしきり浴びる。
2023 8/19
この夏は一般の方々が出演するピアノイベントが福岡近郊で毎週のように開かれていて、できるだけ聴きに行っている。これまでに太宰府市、春日市のイベントでさまざまな方々の演奏を拝聴した。
一般参加ピアノイベントについては自分のブログで記事を書いたことがある。こどもさんが多く、ういういしい演奏や若々しく流麗な演奏が聴けるけれど、おとなの方もエントリーして、それぞれ味のある演奏を聴かせてくださる。おとなの方はピアノを習っていない方も出演なさるので、音楽のスタイルというか中身や味わいもさまざまに、音楽の濃い時間がステージやロビーの場で繰り広げられる。
パブリックピアノ(ストリートピアノ)もさまざまな方の演奏、音が聴ける場だけれど、弾く方がなかなか現れなかったりする。さまざまな音楽が繰り広げられる時間をひととき過ごすことができるのが、一般参加型のピアノイベントのよさだろう。
この週末は、篠栗町と久山町でイベントが開かれる。福岡市の箱崎ではマルシェにストリートピアノが置かれる。きっとそれぞれの場で、さまざまな方のさまざまな音と出会えるだろう。そうした出会いを受け止めながらこの夏を最後まで歩いていきたい。
2023 8/18
公園の見晴らしやぐらでオカリナを吹いていたら、ピー、ピーという音が聞こえてきた。鳥かと思っていたら、下からこどもさんと親御さんらしき方々がやってこられるのが見えた。どうもこどもさんが笛を鳴らしているようだった。ちょっとオカリナを止めて様子を見る。ご家族はこちらへは来ないで遊具のほうへ行って、それから広場でキャッチボールを始めた。オカリナをまた吹いた。
その後、私も広場に降りて、テーブルについてパンを食べた。こどもさんが近づいてきて、こんにちはと挨拶した。挨拶を返すとこどもさんはテーブルの上にあった何かプラスチックの小さな物を持っていった。それがさっきの笛だったようだ。ご家族は去っていった。こどもさんがこちらを見た。手を振ったら振り返してくれた。
また笛の音が、ピー、ピーとし始めた。今度は私もオカリナで、ピー、ピーと音を鳴らした。それが聞こえたかどうか、こどもさんの笛の音はその後もリズムを変えながら続いた。聞こえなくなるまで私もオカリナで返事をし続けた。
高い雲にも陽が当たらなくなって色がくすんできた。夏の一日が終わる。
2023 8/11のこと
生えてくるもの。生えいずるもの。生え来たるもの。生え居るもの。このごろ、そういう言葉でいろいろ思いめぐらせ考えめぐらせている。
生えなくした、生えてこないようにしたこの社会の、亀裂のような所に、生えてくるものがある。その生えてくることが、ここは社会である前に世界なのだ、もともとは世界だったのだと明かしている。そんなことを思う。
むしろ、生えてきたものが、ひとつ、世界を担っているのかもしれない。世界をひとつ始めるのかもしれない。
草にしても木にしても、音にしても。
2023 8/8
自分の長かった何かの季節が終わった、過ぎていたと感じた。
2023 8/5
ひさしぶりの山道。水音を聞きながらひと息ついて、木おかりなでFとGだけの音をゆっくり鳴らした。
最後はFだけ。みずみずしい空気を吸ってそのままオカリナに入れるだけ。水音のような、せみしぐれのような、音になった。
2023 7/30
むかし、友だちが住んでいたマンションの横に差し掛かった。前の木がわしわし鳴いている。何度かおうちに遊びに行ったのだった。
いま、彼がいない世界を生きている。そのことをひしと感じた。向かいの駐車場の脇で、あじさいが咲き終えた花をたくさん掲げていた。
2023 7/29
さっき、かねたたきが鳴いていた。聞けてうれしい。
2023 7/29に日付が変わる頃
史跡広場にギター弾き語りの方が。よく通る明るい歌声。以前ときどきお目にかかっていたブルースの方かと思ったけれど、歌が違う。忌野清志郎さんの歌のような感じ。オリジナルかもしれない。
少し離れたとうかえでの木の下で石に座ってしばらく聴く。不思議な歌詞が広場に広がっていく。近くで聴きたくなって近くへ行った。やはりお会いしたことがない方だった。
少しお話しした。ここでときどき歌ってらっしゃるとのこと。あんまりレパートリーがないからと、さっき歌っていらした歌をまた聴かせてくださった。時間を忘れそうなひとときだった。またどこかで拝聴できたら。
2023 7/23のこと
わしわしの声が鳴り響く季節になった。
いまできる範囲のことをこつこつやっていくしかない。もう何もできないと思いながら、そこへ立ち戻る。
2023 7/23 朝
笛を鳴らしていた方に声を掛けた。お坊様だったお父様が使っていらした笛だそう。もともとは供養や儀式に使うものらしい。細く息を通して吹く、その練習をしているとのことだった。
霊が見えるとおっしゃる。笛の音を、亡くなった人たちが聞きに来るのだともおっしゃっていた。
私の音は供養になるだろうか。
2023 7/20 撮影
公園で夜を迎えた。オカリナを吹くでもなく過ごしていると、かさかさと音がした。ひょっとして…と思って音のほうを見たら、やはり蝉の幼虫だった。
あっという間に見失った。行く手のどれかの木に行き着いていたらいい。
気がつくと、こおろぎの声がしていた。今年初めて聞く。さっきからしていたのだろう。
2023 7/19 撮影
オカリナを吹いて、休んでいる。遠くから楽器の音がしているような気がするけれどそちらまでは行かないでいる。ようやく涼しい風が吹いた。
2023 7/17
自分にとって音楽のコースはひとつではないどころか道のない原っぱのようなものだから、誰かが音楽をやっているのを聞くと、そのコースが自分にとってわけがわからないほうが、いったいどんな道を行っているのだろうと思っておもしろい。
そんなわけわからない道を自分も行っているのだろう。
2023 7/15
水面を鴨がやってきた。オカリナを鳴らし始めたら、とたんに方向を変えて去っていった。
この日は坂本龍一のAquaをオカリナで初めて吹いた。最後の音を吹いているとき、遠くでばたばたと音がした。大きな水鳥が水面を翼で叩いていた。
2023 7/14 昨日のこと
タイル舗装の遊歩道広場は、水が溜まっていた跡があった。落ち葉や落ちている実が多いような気もするけれど、ふだんとそう変わらない気もする。
オカリナでその場フレーズと夏の曲を少し吹いた。近くの木立ちの中にどなたかいらっしゃった。その方のあと、むくどりが群れでやってきて地面をつついて歩いていた。
2023 7/11
過ぎた雨
2023 7/10
これから来る雨に打たれて、という言葉を思った。
2023 7/8 久留米
今日のぽつぽつ音楽
いまは自分はこういう音楽しか作れない。こういう音楽しか作りたくない気もしている。
それでも、どうあれ、作りたい。作っていたい。
2023 7/8
自作の「ピアノのための6つの小品」をポストカードサイズで印刷して販売を始めました。よろしければごらんください。
アトリエそらのべ Atelier Soranobé ピアノのための6つの小品 ポストカードサイズ
2023 7/6
芝生広場というか、芝のほかにシロツメクサやアメリカスズメノヒエやオオバコなどの草が茂る広場の端のベンチに掛けて、ゆっくりとオカリナを吹き始める。
ひとフレーズ吹いて手を休めていると、何か広場に飛んできた。黒っぽい虫。素早く草地の上を飛んで回る。少し見ていると、この公園のタイル舗装の場所でよく見る、ルリタテハ(蝶)だとわかった。
どこにも止まらず大きく飛び回って、だんだん近づいてきたかと思ったら、私の半袖シャツの袖にとまった。あららと思って、ちょっと写真に撮りたくなりスマートフォンをそっと構えようとしたら、さっと飛んでいった。しばらくしてまた来た。同じように袖にとまった。また写真を撮ろうとして、また飛んでいった。
そのあと仲間なのかライバルなのか、ほかのルリタテハが広場にやってきた。そちらとつるむのか争うのかが忙しくなったようで、ルリタテハはこちらまで来なくなった。やがてみな、どこかへ去っていった。
足元に、トキワハゼの小さな花。広場は人もいなくなった。
2023 7/6 まもなく日暮れ
★ noteにも載せました
この前、林の端の大くすのきの下でオカリナを吹いて、林を抜けて帰ろうとしたら、足元に白いさんごみたいなものが。木から何か落ちたのかと思ってよく見たら、以前須崎公園の林で見たようなキノコだった。
須崎公園のキノコは、枝というのか茎というのか、わりと個別に立ち上がっている感じだったが、こちらは違うよう。いま調べたけれど種類はちょっとわからない。
2023 7/4
彩雲
2022 11/25
年月
ドーハの悲劇のときはテレビで見ていた。実際のところそんなに熱心なサッカーファンでも日本びいきでもなかったと思うけれど、それでもボールがゴールにあれよあれよと言う間に入っていったのとその後のピッチ上の選手たちの光景をたしかに覚えている。
あれから29年経ったのらしい。その数字が、多いような気もするし少ないような気もする。
ということは祖父が亡くなってからも29年経ったということになる。
あの年、私は論文を書き上げた後、就職活動をしていた。そして考え直した。でもあのときもっとあの方向へ頑張っていたら、その先にこの人生とは違う、人並みの人生があったのだろうか。そういう別れ道がその後も何度もあった気がする。
29年の年月が大きく何度もねじれたメビウスの輪のようになって、いま1周したように感じる。そんなふうに感じることがこれからまだいろいろあるのだろう。何かにつけて。
2022 11/24 未明
雨が降る
天気予報をふだん2社見ている。1社は雨の1時間予報がよく当たるが、ときどき少し先の時間帯でおかしな予測が出る。もう1社は予報が安定している感じだが細かいことが当たらない。
今日の予報は、前者が午前中いっぱい雨、午後も少し降る時間帯がある。後者は午前中に上がる。
ということだったが、昼下がりの雨の音を聞いている。
2022 11/23
草のあしおと テスト運用中
自分のウェブサイトを作り直すにあたって、しばらくのあいだ、ここをテスト運用の場所に使います。
最近はツイッターを中心に使っていましたが、またそれ以前はブログをいくつも作ってそれぞれに使っていましたが、そうしたサービスに自分の文章を載せているといつなんどきサービスが廃止されて載せたものが消えてしまったり、仕様が変更されて更新ができなくなったりするかわからないなと思うようになりました。ツイッターも会社のトップが変わって今後の運営方針がどうなるかわからず、方針次第では使うのを見合わせたいとも考えています。そうした場で書いてきたことをあらためて書き続ける場として、やはり自前のウェブサイトはだいじだなと思うようになってきました。
ということで、自分のウェブページ作りの勘を取り戻すというか、どういうことができるか再確認、再発見したいので、いろいろやってみます。手の込んだことは持続可能でないので、スタイルはこういう、文章中心の簡素なスタイルでやっていこうと考えています。
2022年11月23日 みっ mitt
★ このページのラインはHimawari Gardenさんのライン素材を使わせていただいています
そらのべ